[高気圧酸素] 日本気圧バルク工業株式会社、京都大学、京都産業大学、中京大学

第72回 2017.9.16-18

【背景】 軽度高気圧高酸素(mHBO)環境は酸素が血漿に溶解することで血中酸素濃度を増加させ、組織の代謝を改善させる。これまでの動物による検証で骨格筋の酸化代謝酵素の増加や脂肪細胞の縮小が報告されている。
【目的】 本研究では健常者におけるmHBO曝露が全身のエネルギー代謝と脂肪燃焼に与える影響を検証することを目的とした。
【方法】 若年健常者9名を対象とし、mHBOルーム内で通常気圧酸素濃度(1.0ATA、酸素濃度20.9%)とmHBO(1.4ATA、酸素濃度30.8%-39.5%)の2条件で70分間滞在させた。各々の環境下での酸素消費量及び安静時代謝量を測定した。また、5名については呼気中のアセトン濃度を測定し、脂肪燃焼の指標とした。
【結果】 通常気圧酸素濃度環境と比較し、mHBO環境滞在後の酸素消費量及び安静時代謝量は有意に増加を示した。また、mHBO環境後の呼気アセトン濃度は、通常気圧酸素濃度環境に比較し、増加を示した。
【考察】 mHBO環境は組織の代謝を亢進させ、脂質代謝を促進することが示唆された。
【結論】 mHBO環境は酸素消費量を増加させることで脂質代謝を増加させる効果があると考えられる。




[高気圧酸素] 日本気圧バルク工業株式会社、京都大学、京都産業大学、中京大学

第72回 2017.9.16-18

【背景】 軽度高気圧高酸素(mHBO)環境は酸素が血漿に溶解することで血中酸素濃度を増加させ、組織の代謝を改善させる。これまでの動物による検証で骨格筋の酸化代謝酵素の増加や脂肪細胞の縮小が報告されている。
【目的】 本研究では健常者におけるmHBO曝露が全身のエネルギー代謝と脂肪燃焼に与える影響を検証することを目的とした。
【方法】 若年健常者9名を対象とし、mHBOルーム内で通常気圧酸素濃度(1.0ATA、酸素濃度20.9%)とmHBO(1.4ATA、酸素濃度30.8%-39.5%)の2条件で70分間滞在させた。各々の環境下での酸素消費量及び安静時代謝量を測定した。また、5名については呼気中のアセトン濃度を測定し、脂肪燃焼の指標とした。
【結果】 通常気圧酸素濃度環境と比較し、mHBO環境滞在後の酸素消費量及び安静時代謝量は有意に増加を示した。また、mHBO環境後の呼気アセトン濃度は、通常気圧酸素濃度環境に比較し、増加を示した。
【考察】 mHBO環境は組織の代謝を亢進させ、脂質代謝を促進することが示唆された。
【結論】 mHBO環境は酸素消費量を増加させることで脂質代謝を増加させる効果があると考えられる。
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